【会報「せきだい」100th記念号 こぼれ話】(2)PTA今昔 座談会

会報:今日は、過去にPTA役員を経験されていた方と、今まさにPTA役員として活躍中の方が集まっています。せっかくなのでこの場をお借りして、PTA活動の変遷をお伺いしたいです。

座談会メンバー
Uさん・Mさん・Hさん:
PTA役員経験のあるOB・OG。
Aさん・Kさん:現役のPTA役員。

PTAここ20年の動き

Uさん:私はもともと中学校のPTA会長をやっていて、その経験を生かせたらとお声がかかり、関台小のPTA会長になりました。前例にとらわれず色々なことをやっていました。
就任当時は、PTAの活動が次々と消滅し活動が停滞していた時期で。こういった活動は一度ゼロにしてしまったら復活するのは難しい。どんな形でもいいから、何かしら続けておいた方が良いのではないか?という気持ちでいた時、ちょうど開校80周年を迎え、「80周年だからお祝いに何かやろうよ」を枕詞に色々なイベントを企画運営しました。

会報:どんなイベントがありましたか?

Uさん:お祝いの歌を歌うべく「関台ファマーズ」が誕生。他校で縁日をやっているのを見て、関台小でも「関台まつり」を実施。生バンドでダンスパーティーなんていうのも、ちょっとだけやりました。ダンスのプロがいたので、踊り方を教わりながら。

Mさん:ジャニーズの曲とか、ビートルズを生演奏しながら、舞台で大人も子供もみんなで踊ったりしました。

Uさん:海外でよく行われる”フェアウェルパーティー”のような体験を子供たちにさせてあげたかったという想いでやっていました。

会報:80周年の時の改革によって、今もPTA活動を楽しくやろうという空気が受け継がれているように感じます。一方で、昨今の世の中はPTAへの意識が変わってきて、活動への積極性が失われてきている学校もありますね。

Kさん:Uさんが関台小PTAで20年前に作ってくれたものは、サークル活動や、ハロウィン盆踊りなどのイベントになって、形は変わりながらも現在につながってきています。一方で見直したところで言うと、歯の染め出しやベルマーク。いずれもかかる労力と効果を考えて見直し、廃止しました。20年前に比べて虫歯対策についても、フッ素の普及や歯医者への定期的な診察など、各ご家庭で対応されていますし。

Uさん:そういう見直しはどんどん進めたらよいと思います。

Kさん:おやじの会が発足し活動していただいているからこそ、脈々とつづいているイベントもあります。

Uさん:おやじの会を継続していくにはどうしたらいいか、というのも今後の課題ですね。

Hさん:以前あった行事で言うと、昔は新入生保護者対象の歓迎会、PTA合同親睦会がありました。子供たちを預かるスペースもあったり、教職員の方々も参加されていました。学代が主体となって企画していましたね。引っ越してきた身としては、地元に溶け込むことができた良い空間でした。

Uさん:ピンクのテーブルクロスを卓球台に敷いて、お茶菓子を提供していました。テーブルクロス、まだPTA室にない?

Kさん:先日ゴミとして処分した覚えが…(笑)PTA室を整理した時、特大のやかんと、フリフリのエプロンが出てきました。

Mさん:私当時それ着ました(笑)

Uさん:ウイッグつけて盛り上がったりしたね。

Hさん:サークルごとに発表があって、運動系のサークルはパスなど模範演技をしたり、音楽系のサークルは少し演奏したり。あとは先生にまつわるクイズを出したり。今は先生のプライベートを掘り下げるのは憚られるので、時代ですね。良し悪しではなく、昔と今とではスタイルも変わってきていますね。

会報誌の在り方について

会報:今年度は会報誌についても、活動見直しでWeb投稿に変えようという動きをしているのですが、いかがでしょうか?
椿山荘で行った祝賀会では過去の会報誌を展示したところ、かなり好評でした。しかし実際に制作するのは結構大変という問題があります。

開校100周年記念祝賀会にて 関台小100年のあゆみ展示コーナー

Aさん:10年後に、紙に対する受け止め方、デジタルコンテンツに対する受け止め方はどうなっているかな?と思います。現時点では紙の良さもあるのでしょうが、10年後に皆さんがその価値観のままでいるかはわからない。

Kさん:紙面とWeb、どちらも良い点がありますよね。私は歴代の会報誌を思い出ボックスに入れて保管しています(笑)。Webは活動したタイミングで随時公開できますし、卒業生も見ることができます。いろんな方の反応を見ながら見直していくのがいいのかなとは思っています。

Hさん:会報誌は受け取るたびに、誰が出てるかな、誰が記事を書いているかな、どんな記事が出ているんだろう、というワクワク感があって楽しいです。媒体にかかわらず、広報活動にエネルギーを注いでくれている方はすごいなと。

Uさん:紙でもWebでも、写真撮影・原稿作りと、準備はある程度一緒な訳で。色々な学校行事に同行して、様子を実際に見られるよというメリットは今も昔も同じですね。私は毎週学校へ行くたび、授業参観をしていました(笑)。

Aさん:子供にしてみたらたまったもんじゃないですね(笑)。

Uさん:子供を見守ると言う意識もあって。運動会や学習発表会の参観は学年ごとの入れ替え制なので、全部見られるのは楽しかった。

Kさん:100周年記念式典も、360度いろんな角度から見られましたね。

Mさん:作る側にいた身としては、会報は思い入れが強いです。
Webに気軽に載せられる時代ではなく、学校のブログ(学校日記)も無かったから、学校の様子も全部会報に入れていました。授業のこと、学校で取り組んでいる改革、色々と誌面に載せたい。6年生の八ヶ岳で飯盛山に行ったことなども…と、書くことが多すぎて、記事の外周りにも文章を囲んで…(笑)
あとこの頃は1年生と6年生の児童の名前と写真を載せていて、数が多かったから、解像度の調整やトリミング作業が大変で。メールを使って原稿を受け渡しする時代ではなかったので、校正の時も、家まで原稿を届けに来てもらったりしました。
夜中3時に会報委員同士でやり取りしていて、卒業前最後の会報誌にこんなに力を注ぐ私たちってすごいね、とお互い感極まって嬉し涙を流しました(笑)。力を出し切った、良い思い出です。
取材で近隣の施設に行ったり、ときには日暮里の駄菓子屋にみんなで遊びに行きがてら、紹介記事を書いたりしました。「タウン情報誌っぽくなって面白いね」と先生に言われたり。好きなように記事を企画していたと思います。楽しかったです。

今後のPTAの在り方について

会報:今後のPTAに期待することは?

Uさん:PTA活動を一つのクラブ活動として、皆さんが仲良く楽しめるといいのかな。今は校長をはじめとした皆さんの尽力で、すばらしく学校の雰囲気が良い。しかし何事にも浮き沈みはあって、瞬間にガラッと変わることもある。そういう時に保護者がまとまって動けるように、保護者同士がPTAの活動を通じて交流を深められていると良いなと思います。

Aさん:昨今の保護者の皆さんはお仕事されている方が多い中、PTAをするにあたっては仕事とプライベートの折り合いで、どこまで活動に参画できるかが焦点だと思います。私の任期は今年度までなのですが、これまで色んなことをやる中で、正直 仕事を調整しないといけない部分も時にはありました。ただ、自分の仕事を頑張ることでの社会への貢献は、自分のプライベートの世界とは遠い一方で、PTAに携わることで、自分がプライベートでこれまでタッチできていなかった世界が広がったので、やってみてもいいかなと思います。私の知らない世界、みたいな。

Uさん:PTAは究極の異業種交流ですからね!

Aさん:子供たちの日常は、教職員の皆さまだけでなく色々な方に助けられているんだなと実感しています。子供が参加するイベントの運営も、実はすぐ近くにいる人が時間を割いてやってくれていたんだなと知ることができました。

Hさん:こういったボランティア活動は誰かしらキーパーソンから輪が広がっていくので、楽しんで活動している今のPTA事務局メンバーはすばらしいなと思っています。今なら、まだPTAになかなか関わりきれていない人も飛びこめるのでは。チャンスなんじゃないかな、OGとして期待があります。「できる人が、できる時に、できることを」の体制で、一生懸命作ろうとしてくださっているので。

会報:今の一言一句頂いても良いですか?(笑)

Hさん:みんな、今だよ〜!

Kさん:それから、私たちPTAメンバーが楽しく活動しているのを、広報・会報から広く伝えることで、また人が集まってくるのだと思います。

Uさん:楽しんでいるのを分かってもらうということですね。

Hさん:大変な面は重々承知していますが、情報発信は本当にありがたい。

Aさん:100周年実行委員でSNSを始めましたが、やってみて、色んな方が見てくれているんだなと逆にわかりました。

Kさん:広報&会報、大事!

会報:もっとやれって言われている?(笑)

Mさん:最後に泣きましょう!

Hさん:記念号、楽しみにしています♪