【会報「せきだい」100th記念号 こぼれ話】(1)ゆずりは創設メンバー インタビュー

会報「せきだい」100周年記念号制作にあたり、ゆずりは創設メンバーのお二方にインタビューしました。誌面には載せきれなかった話をホームページでもご紹介します。

創設メンバー[1]ぼちぼちさん

夫の祖父の代から、3代に渡り関台小にお世話になっております。子供たちには「ぼちぼちさん」と絵本ニックネームで呼ばれています。

ゆずりはへの想い

1年生に自己紹介をしながら約束することはたった1つ。「聞いている人が1人でもいたら、その聴く人の邪魔をしないでください。」
最初はざわざわしておしゃべりしている子がいても、私のペースで読んでいるうち、なんだかこっちを見て聞き始めたりすると、よしよしといった感じで。こっち側を向いてくれると嬉しいですよね。だから特に注意はしないで、とにかく私次第で、こっちの世界に来てくれると嬉しいなって。もちろんそうじゃなかったら、“ごめん私の負けでした”と思って読んでいます。

図書室の思い出

ゆずりはを始めた30年くらい前の図書室は、分厚い辞典のようなグリム童話とかがあるだけの、スカスカの本棚でした。当時PTA副会長をやっていたので、会長にも協力してもらって、何とか予算を取って蔵書を増やしました。畳の読書スペースも最初は無くて、20年くらい前に入ったんですよ。区やPTAサークルとしての補助をもらって、蔵書を増やし大型本も購入しています。在校生や卒業生からの寄贈もあり、新刊もたくさん入っているので、今は見るのも楽しいですよ。
文京区は子供の数が増えているそうですね。子供が増えるのは良いことです。関台小も、ほとんどの学年が3クラスに増えて、昔の準備室などがクラスの教室に変わっていたりしますが、図書室は残していってほしいですね。

PTA、サークル活動について

小さい活動から巻き込んでいく。無理しないこと。基本的には辞めたいと言われても、席は残しておくからいつでも戻れるという状態にして、会った時に声を掛けまた参加してもらったりして。PTAは、会議中でも「晩御飯の時間だから」などと言って、無理せず帰ってました。家族も快く行かせてくれて、続けられました。
ゆずりはは、朝の忙しい時間帯で難しい面もあるけれど、入れ替わり世代交代しながらどうにか続いています。

創設メンバー[2]あらまのおばさん

子供が関台小卒業生。今は孫が関台小に通っていて、親子でゆずりはの読み手です。
「のみのピコのおばさん」とか「あらまのおばさん」と声を掛けられるのが、最高に幸せな瞬間ですね。一緒にいる親御さんは、“何言ってるの、なんで知り合いなの?”と不思議そうな顔をしているんだから、そう不思議よね、うふふっと笑っちゃう。でも、私の読んだ本を通して、子供と私の言葉が通じていることを実感して、幸せになります。

本読みについて

「ねばならない」とは思っていなくて、この本が良い本とか悪い本とかっていう発想はまったく無いし、何が言いたいのかわからないけど子供はこの本好きね、みたいな。
「どのように読めばいいですか」と聞かれることもあるけれど、決まりはないので、読みたいように、聞いてもらいたい気持ちを込めて読んでいます。たいてい、本はいくつか持って行って、その場で子供たちに選んでもらっています。でも、今日はこれを読みたい気分だから聞いてね、という日もあります。
私には「読み聞かせ」という言葉は抵抗があって、偉そうに「読んであげますよ・聞かせてあげるわよ」みたいな感じを抱いてしまって。私たちの名前は『本読みサークルゆずりは』なんです。だから、私たちが読みたい本を聞いてもらえる?聞いてくれる人が一人でもいると嬉しいなあ、と思っています。「何年生だからこの本は読まない」とか、「こんな低学年用ダメね」ってことはまったく無くて。それこそ私自身もいい年して絵本大好きで、小さい孫と一緒になって、夢中になって読んでいるわけですから。正解が1つじゃない、それが何にでも通じるところかなと思っています。

子供が本好きになる秘訣

関台小は、図書室にも各クラスにもたくさんの本があって、子供たちの身近に本が置いてあるのがいいなと思っています。家では「これ読みなさい」じゃなく、読んでほしい本をさりげなくちょっと置いておいたりします。外でも、図書室だったり育成室だったりで、親が知らないうちに「こんな本が好きだったの」とか、「どこで見つけてきたんだろう?」なんていうことがあるので、逆に子供がどんなのを選ぶか、知りたいと思っています。子供たちから教わる部分も大きいですね。

関台小の思い出

関台小は文京区の中でものんびりして落ち着いている子が多いと思います。椿山荘をはじめとして緑が多いですし、虫の音で目を覚ますなんていう、都心とは思えないような良い地域ですよね。洗濯していると、ポケットから砂やらだんご虫やら。もう虫をいっぱい捕まえてきますよね。お友達が青大将を手に遊びに来た、なんていう思い出はたくさんあります。関台小のこの暖かい雰囲気は、今後も続いてほしいですね。

おわりに

ママ友から始まり、長いお付き合いになったお2人の掛け合いはとても息が合っていました。関台小に本好きの児童が多いのは、お2人の熱意が伝わっているから。インタビューにご協力いただき、ありがとうございます。

ゆずりは、毎週火曜、朝8時20分から40分頃まで。
読み手募集中!年に1回、学期に1回、来られるときのみでOKです。家事や仕事の前に、子供たちのキラキラした笑顔を見て、元気をもらいませんか?