【1年学年活動】東京2025デフリンピック選手と楽しく学ぼう!活動レポート
東京2025デフリンピック(☆)を間近に控えたこの時期に、今年度の1年生の学年活動として、デフランナーからお話をきく会を開きました!
■日時:9月16日(火)2校時
■内容:東京2025デフリンピック選手と楽しく学ぼう!
・きこえないってどういうこと?
・日常会話や応援で使える手話は?
・デフリンピックって何?
・どのように競技をしているの? などなど…
■ゲスト:
デフランナー 岡田海緖選手(デフリンピック日本代表800m、1500m、4×400mリレー)
手話通訳士 保科隼希氏
会が始まる前は、1年生には45分間集中してお話をきくことはまだ難しいかもしれない…という不安もありました。しかし、体育館に入ってきた瞬間から岡田選手の魅力的な人柄に引き込まれ、うれしそうに手を振る子供たち。お話が始まると、保科氏の巧みでわかりやすい手話通訳の声をききながら、岡田選手の豊かな手話表現と表情に見入っていました。

手話を教えてもらうときには、興味津々で自然と手を動かし何度も真似をしている様子がありました。また、クイズ形式のやりとりでは、想像力を膨らませて真剣に考え積極的に答えていました。陸上競技で使用される「スタートランプ(音の代わりに赤・黄・青のランプでスタートの合図を伝える装置)」のミニ体験では、スタートのタイミングに合わせて、(走り出す代わりに)手をたたく挑戦をして盛り上がりました。


終始楽しい雰囲気で、あっという間の濃密な45分間となりました。最後の質問タイムでは、時間が足りなくなるほどたくさんの手が挙がりました。知りたい手話の単語がいくつも飛び出すだけでなく、デフリンピックの会場の様子や、生活で困ることなどを尋ねており、そこまでのお話を一生懸命きいていたことが伝わる質問ばかりでした。お別れの際には、教わった「ありがとう」や「がんばって」などの手話を早速表しながら、岡田選手と保科氏とハイタッチをして教室へ帰っていきました。


この日帰宅したあとには、どのようなお話をきいてどのような手話を教わったのかなど、各ご家庭で生き生きと話してくれた子供たちが多くいるようです。この会がゴールではなくスタートとなるよう、今後に繋げていってくれたらと願っています。関口台町小学校と同じく100周年を迎えたデフリンピック。このご縁を大切に、ぜひご家族やお友達にも広がり、実際に東京2025デフリンピックにも足を運んでもらえますように!(日本では初開催!観戦無料です!)

最後になりますが、この会の開催のためにご協力くださった先生方、保護者のみなさま、本当にありがとうございました。そして岡田海緖選手と保科隼希氏が、デフリンピックはもちろん今後もますますご活躍されますよう心からお祈りしております。素晴らしい会をありがとうございました!
☆デフリンピックとは?
「デフ(Deaf:耳がきこえない)」と「オリンピック」を合わせた言葉で、きこえない・きこえにくいデフアスリートのための国際スポーツ大会です。4年に一度開催され、2025年には、なんと100周年の記念すべき大会が、日本で初めて開催されます!世界70〜80の国・地域から選手が集まり、21もの競技が行われます。(開催期間: 2025年11月15日~26日)